地球環境問題を含む資源・環境問題の重要性が高まる中、大量生産、大量消費という従来の生産システムから、工業製品の設計、製造、保守、回収、再利用のライフサイクルを考慮した循環型の生産システムの構築を目指し、調査・研究開発を行いました。
インバース・マニュァファクチャリングフォーラムは、地球の温暖化防止や資源有限問題解決のため、持続可能社会での新しいものづくりを目指して、工業製品の設計、製造、使用、保守、回収、再利用までのライフサイクルや次世代型社会システムのあり方を考慮した循環型の生産システム「インバース・マニュファクチャリングシステム」を実現するため、平成8(1996)年に、産業界、学会、行政が協力して設立した組織です。
行政や企業の運営にとって有益な各種調査研究の実施や、成果の普及啓蒙のための講演会開催や書籍刊行、会員への最新情報の提供を行いました。
インバース・マニュファクチャリングフォーラムは持続可能社会における製造業のあり方を追求し、大量生産・大量廃棄型の生産システムから脱却し、インバース(循環)という新たな概念を生産に組み込む社会システムの構築を目指してきましたが、各企業で自立的に推進できるようになり、目標を達成したことから、平成23(2011)年9月に開催された総会をもって発展的に解消しました。
今後、対象を見直して、新たな環境関係の活動の仕組みを追求することとしています。