製造科学技術センターは昭和60年(1985年)にロボットとファクトリーオートメーション(FA)技術に関する研究開発等を推進し、産業基盤を形成する製造活動の高度化を図り、また民間企業、大学、国等における技術力を最大限に活用するため中核的機関として、「財団法人国際ロボット・エフ・エー技術センター」として設立されました。平成9年(1997年)に製造業の高度化と環境問題等にも対応するため財団の目的を拡大し名称を「財団法人製造科学技術センター」に変更しました。その後、公益法人改革関連の法律の成立に伴い平成24年(2012年)4月からは「一般財団法人製造科学技術センター」として活動することになりました。
当センターは当初からFAやロボット関係の技術開発プロジェクトを推進し、また 平成元年(1989年)から平成22年まで、先端的製造技術分野における国際的プログラムとしてのIMS(Intelligent Manufacturing Systems)プログラムの推進を担ってまいりました。現在では、ロボット、FA、次世代の製造技術、環境と持続可能性の確保等に関する技術調査研究、国際協力の推進及びロボット技術やものづくり技術に関する技術戦略マップの策定、標準化の推進などものづくり技術に関する活動を積極的に推進しています。
今後とも当センターは我が国ものづくりの発展のために、ものづくりに携わる企業やアカデミアと政府機関や関連独立行政法人などとの結節点として、皆様にとって魅力のある最新ものづくりに関するさまざまな情報を迅速に提供し、提言を行っていきたいと存じます。会員の皆様はもちろんのこと、ものづくり/製造業に関わる多くの皆様の幅広いご利用とご支援をお願いいたします。
理事長 加賀 邦彦