IMS

事業目的

わが国を含めた先進各国の製造業が直面している様々な共通課題を解決するため、産学官が連携して国際共同研究を行いました。

事業概要

IMS(lntelligent Manufacturing Systems)とは、先進各国の製造業が直面している様々な共通課題を解決するため、産学官が連携してそれぞれの得意とする技術と研究手法を持ち寄って次世代知的生産システムの構築を図る、日本が提案した国際共同研究の枠組みです。

MSTCは、平成2(1990)年4月に日本地域事務局としてIMSセンター(IMS Promotion Center)を付置し、IMSの技術課題について事前調査研究、フィージビリティスタディを行った後、平成7(1995)年4月に10年間の国際協力プログラムとしてIMS第1フェーズをスタートしました。EU、スイス、韓国、米国、カナダ、豪州および日本の7地域が政府のコミットメントのもと、世界の700を超える企業、300を超える研究機関が参加し、40の国際共同研究プロジェクトが実施されました。日本は、このうち28の国際共同研究に参加し、製造オペレーションの高度化や製造環境の改善、資源の利用効率の改善などの大きな成果をあげるとともに、大きな研究者ネットワークが構築されました。

その後、IMS第2フェーズとして5年間延長して活動を続けましたが、日本は製造技術における国際共同研究の実現という所期の目的を達成したということで、平成22(2010)年4月にIMSを退会しました。

IMSセンターは経済産業省からの委託を受け、国際共同研究の提案や参加に関する支援業務などを行うとともに、海外動向調査の実施やIMS成果の普及活動を行いました。

活動実績

IMSプロジェクト

IMSセンターでは、28件の国際共同研究プロジェクトおよび54件の国内共同研究プロジェクトの支援をしました。