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製品データの同一性検証規格 第2版に関する国際標準化【2023(令和5)年度】

■概要
設計上流から生産準備に至る工程でCAD、CAE、CAMなどのITシステムが使われるが、システム間のデータ変換が不可欠である。データ変換後のデータが依然として変換前のデータと許容誤差の範囲で同一か?つまり信頼して使えるかの検証が同一性検証で、この信頼性保証がないとデジタルデータは安心して使えないため、本規格を策定することが必要となる。
本事業では、製造業の開発プロセスで流通する製品データに対して、元データの情報が派生データにおいて忠実に表現されていることを検査する同一性検証規格(ISO10303-62)の対象データを、2018年の第1版で実装した3D形状と製品構成に加えて、3D注記、各種属性、ポリゴン形状に拡張する。加えて、規格を利活用するためのガイダンス規格を開発する。

■ゴール
国内外におけるニーズ収集と分析、CD投票実施/承認、DIS投票実施/承認・発行の準備を行う。

■2023年度成果
国内では同一性検証規格開発委員会を開催(11回)し、規格開発計画及び内容の審議を実施した。4月・5月・6月・8月・9月・10月・11月・12月・2月・3月(ハイブリッド)、7月(札幌)、1月(東京)に計画通り開催し、特に7月及び1月委員会ではCDとしての規格内容の充実化のために3日間の集中審議により、CD提出に向けて内容を固めることができた。
国際では、6月(パリ)、10月(サラトガ)の国際会議で規格内容を審議し、承認が得られ、予定通り、CD回付の見込みを得た。

製品データの同一性検証規格 第2版に関する国際標準化_2023(令和5)年度.pdf