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生産ソフトウェアシステムの協力的デジタル連携ネットワークの構成に関する国際標準化【2023(令和5)年度】

■概要
グローバルなデジタル連携ネットワーク構成を実現し、デジタル社会における世界規模での生産システム展開を行うには国際標準化が必要である。本事業では、目的に応じてダイナミックに生産ソフトウェアシステムの協調連携ネットワークを構築する手法を規定する。「委託-受託関係」に基づいた二者間のサービスの授受を単位としたその連鎖による製造ソフトウェアシステム間の連携(水平連携・垂直連携)をすることで、簡単・安価で柔軟な協力ネットワーク構築方法を提供し、分散型の業務連携のためのシステム間の共通手順(プロトコル)及び交換する情報(メッセージ)を利用して実装するための国際的なガイドを規定する。既に制定、又は開発中の関連規格の国際エキスパートと連携し国際標準化を進める。さらに、規格補完・補充するための活動を行う。

■ゴール
ISO/TC184/SC5/WG4においてPWIとして活動を進め、NPを提出する(2024年10月)。WDを発展させて、CD開発を行う。

■2023年度成果
コンビナ退任のため日本主導で各国エキスパート、SC5 CMにコンタクトを取り、WG新体制構築活動を規格開発と並行で実施した。活動継続意思確認、コンビナ選出を行い、新コンビナを決定し、本活動を完遂した。8回の国内対策委員会を開催し、前年度NP投票コメント対応検討及び審議を進め、NP提案に必要となる規格原案を準備することができた。FAオープン推進協議会「生産システム連携手法研究会」と連携を図り、規格適用シナリオを検討してスマートマニュファクチャリングへの有用性を確認するとともに、来年度の実証評価準備のために、本規格の適用例を具体化した。

生産ソフトウェアシステムの協力的デジタル連携ネットワークの構成に関する国際標準化_2023(令和5)年度.pdf