■概要
グローバルなデジタル連携ネットワーク構成を実現し、デジタル社会における世界規模での生産システム展開を行うには国際標準化が必要である。
本事業では、目的に応じてダイナミックに生産ソフトウェアシステムの協調連携ネットワークを構築する手法を規定する。"委託-受託関係" に基づいた二者間のサービスの授受を単位としたその連鎖による製造ソフトウェアシステム間の連携(水平連携・垂直連携)をすることで 、簡単・安価で柔軟な協力ネットワーク構築方法を提供し、分散型の業務連携のためのシステム間の共通手順(プロトコル)及び交換する情報(メッセージ)を利用して実装するための国際的なガイドを規定する。既に制定、又は開発中の関連規格の国際エキスパートと連携し国際標準化を進める。
さらに、規格補完・補充するための実証実験を行う。
■ゴール
ISO/TC 184 /SC 5/WG 4においてPWIとして活動を進め、NPを提出する(2022年12月) 。
WDを発展させて、CD開発を行う。CD投票を開始し、DIS開発に着手する。
■2022年度成果
ISO/TC 184/SC 5/WG 4国内対策委員会を開催(9回)し、規格開発計画及び内容の審議を実施した。
また、Webによる国際会議(3回)を開催し、規格内容(NP提案内容)を審議し、合意を得た。上位組織のSC5にNP提案内容を提出し、NP投票に至った。
また、FAOP「生産システム連携手法研究会」において関連規格調査及び勉強会、既存規格と本標準規格を適用した実現方式の検討に着手した。
デジタル連携ネットワーク上のダイナミック生産ソフトウェアシステム構成に関する国際標準化 2022年度成果.pdf