■概要
ロボット言語や制御技術は競争領域が多く、言語や制御レベル、エンドエフェクタのインターフェースにおいて各社で仕様が異なっており、導入コストの増加をはじめとする産業用ロボット普及に向けた壁の一つになっている。現在はコンピュータやAIの急速な進歩してきており、これらを利用しつつ、導入時や運用時のユーザーおよびSIerにおける負荷とコストを下げることを目指す研究が行われている。
この観点から、ロボット言語およびエンドエフェクタのインターフェースに関して、今後の国内デファクトスタンダードになり将来の標準化に結び付くあり様を調査するとともに、戦略の骨子をまとめる。
■ゴール
開催する委員会を通じて上記調査結果を纏めると共に、将来の標準化に向けた提言を行う。
■2022年度成果
1)経産省、ROIBOCIP、ロボット工業会等との意見交換を通じて、計画の方向性概略を定めた。
2)エンドエフェクタのインターフェースに関するSIerからのヒアリング調査(研究会)を実施した。
3)海外動向について外注で調査を実施した。
4)タスク指向言語の定義、システムモデリング言語による製造工程の記述、関連技術動向の調査などに基づき、タスク指向言語の開発・標準化のための戦略骨子を提案した。
5)2022年11月に今年度活動に基づき2023~2025年度の標準化活動を提案した。
ロボット言語(ROS等)及びハンドインターフェースの産業用ロボットへの応用に関する標準化調査 2022年度成果.pdf