■概要
FAオープン推進協議会(FA Open Systems Promotion Forum:FAOP)は、生産におけるデータ交換・設計・管理・制御などの情報プロセスを「これからのものづくり」環境に適合させるために、製造設備のコントローラ・製造情報・データ表現から生産システム全体の構造に至る多くの側面で、オープンアーキテクチャに基づくニューテクノロジーの開発を推進し共通基盤技術の確立を目指す。
本年度より「製造業向け分散連携システム」の関連の国際標準活動と連携している。
■ゴール
生産・製造に必要な様々な情報プロセス(設計・管理・制御・データ交換)と日本流の製造技術を新しいICT環境と連携させるオープンな共通基盤技術を確立し、日本のものづくりを支援する。
■2022年度成果
2022年度より活動開始した専門委員会、及び2021年度より継続の3研究会で調査活動中
1) 製造業DX化ビジョン専門委員会:5企業、1団体
・公開セミナー「スマートマニファクチャリングの今」を開催(9/20)
・関連する国際標準を議論中
2) 生産システム連携手法研究会:7企業、1団体
「委託-受託関係」に基づいた二者間のサービスの授受を単位としたその連鎖による製造ソフトウェアシステム間の連携をすることで、簡単・安価で柔軟な協力ネットワーク構築方法を提供し、分散型の業務連携のためのシステム間の共通手順及び交換する情報のガイドラインを規定:ISO/TC184/SC5/WG4にNP提案実施
3) FAセキュリティモデル研究会:7企業、1大学
・ガイドラインの引続き調査、および攻撃事例について勉強会を実施
・攻撃シナリオとその対策を検討開始
4) 自律的生産スケジューリング研究会:6企業、2大学
・市販シミュレータを用いたスケジューリングの可視化を検討中
・自律的生産スケジューリング研究会セミナーを開催(1/18)