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FAにおけるオープン化の推進(FAオープン推進協議会)【2020(令和2)年度】

■概要
FAオープン推進協議会(FA Open Systems Promotion Forum:FAOP)は、生産におけるデータ交換・設計・管理・制御などの情報プロセスを「これからのものづくり」環境に適合させるために、製造設備のコントローラ・製造情報・データ表現から生産システム全体の構造に至る多くの側面で、オープンアーキテクチャに基づくニューテクノロジーの開発を推進し共通基盤技術の確立を目指す。

■ゴール
生産・製造に必要な様々な情報プロセス(設計・管理・制御・データ交換)と日本流の製造技術を新しいICT環境と連携させるオープンな共通基盤技術を確立し、日本のものづくりを支援する。

■2020年度成果
1.新規テーマの提案
新しい研究会、専門委員会設立に向けた「これからのものづくり」に関する新規テーマの提案を検討した。
1)FA用3Dシミュレータによるセキュリティ検証用ベンチマークモデル開発の提案
2)情報共有・IoT技術を用いた生産システムの研究に関する取り組み
3)スマートマニュファクチャリング技術マップの作製提案と取り組み

2.DEcoF(デジタルエコファクトリー専門委員会)
・射出成形機ライン向けデジタルエコファクトリーのシステム拡張を行い、試用実験を実施。
・「射出成形機ライン」向け生産機械カタログ(e-ライブラリー)は、装置テンプレート群と生産機械カタログ作成システムにより生成する機能の拡張。
・複数の射出成形機ラインで構成するデジタルエコファクトリーにも対応できる機能の拡張。(オープンソースNetLogoを使用)
・試用試験の成果等、これまでの活用成果を報告書にまとめた。
・デジタルエコファクトリーのあるべき姿とその実現方法について、さらに議論を深め、提言として報告書にまとめた。

FAにおけるオープン化の推進(FAオープン推進協議会)2020(令和2)年度.pdf