■成果
1.研究開発
1) 製造力の向上(スーパーエンプラ)
目標強度以上の達成
2) 製品力の向上
スポーツ義足等構造最適化と軽量化伝安全係数の向上達成
3) 設計力の向上
義足用(技能者が使える)CAD構築
①日常用義足用CADの完成、②技能者の作業時間を1/3に短縮、③長時間(1週間)の試用に成功
2.社会浸透・連携研究
本プロジェクトの実用化・事業化のため、社会浸透、連携研究の展開を図った。
1) AMシンポジウム開催
第9回アンケートの結果、本プロジェクトの対象素材のAM積層造形のニーズが高いことが判明した。
また、新素材と加工プロセスの対応等に興味がある旨の結果を得られた。
2)展示会等への出展
SIP公開シンポジウムや展示会等で進捗を報告展示、最終年度ではnanotech2019に展示、成果報告を行った。
3)プロジェクトパンフレットの作成
MIAMIプロジェクトのパンフレットを2種類作成した。
4)ユーザー連携企業等の調査
PEEK材活用先として、北大歯学部や歯科技工関連会社、義足製作の企業等との連携の可能性を検討した。
スポーツ義足ではパラリンピックの予選会等の視察を行い、実用化を調査した。
また、粉末溶融として新たなレーザー活用システムの可能性調査を実施した(青色レーザー活用)。
■総括
市場としての要求の高いスーパーエンプラの加工法(設計・製造)を確立できた。今後の課題は、大型加工製造法である。また、スポーツ義足については競技前の微妙な調整を可能とする仕組みを構築した。
SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)/革新的設計生産技術Additive Manufacturingを核とした新しいものづくり創出の研究開発(MIAMI) 2014~2018年度_総括.pdf