お知らせ
FAOP技術セミナー2019の開催報告
これまで、わが国の製造業は、優秀な生産技術、生産システムの開発・導入により、国際競争力を維持してきました。
現在、"ものづくり"を取り巻く環境は、我が国が目指す産業の新戦略Connected Industries、ドイツ発のIndustrie4.0、IoT・AI及び3Dプリンター等の第四次産業革命の進展、環境・資源・エネルギーの問題などにより、今後、更に大きく変化していく可能性があります。この様な環境の中で、わが国の製造業が国際競争力を維持し、勝ち残り、持続的な成長を支えるために、「ものづくり」の次の展開を創造することが必要だと考えています。
FAオープン推進協議会(FAOP)では、生産におけるデータ交換・設計・管理・制御などの情報プロセスをこの新しい環境に適合させるために、製造設備のコントローラ・製造情報・データ表現から生産システム全体の構造に至る多くの側面でオープンアーキテクチャに基づくニューテクノロジーの開発を推進し、共通基盤技術の確立を目指します。
今回、「これからのものづくり」の手掛かりをご紹介するセミナーを以下の通り開催いたしました。
■日 時 : 2019年2月25日(月) 14:30〜17:00(受付開始14時)
■会 場 : 機械振興会館 6階6D-4会議室(〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8)
■参加者 : 20名
■講演者とテーマ名:(敬称略)
【司会】FAOP企画部会 吉本 委員(三菱電機(株))
14:30~14:35 挨拶: FAOP企画部会 木下主査(川崎重工(株))
14:35~15:20 ドイツの政策におけるIndustrie4.0その後~EUとの関係を含めて; 永野 博((国研)科学技術振興機構 特任フェロー)
15:20~16:05 新造と再生を区別しない統合循環生産システムの実現を目指して; 髙田 祥三(早稲田大学 創造理工学部 教授)
16:15~17:00 スマート工場、つながる工場; 加納 誠介 ((国研)産業技術総合研究所 副部門長)